![](https://fumidashitemiyo.com/wp-content/uploads/2022/01/train_kikansya_kemuri.png)
第1種・第2種作業環境測定士試験科目(共通科目)デザイン・サンプリングの令和2年2月試験の問5について
はじめまして、作業環境測定士試験の合格のために難しい部分をなるべく簡単にして合格の補助をすることができればと思いますのでよろしくお願いいたします。
「常温・常圧(25℃, 1気圧)において環境空気中に蒸気の状態で存在する物質」つまり、常温・常圧で蒸気として存在する物質とは
→常温・常圧で個体または液体である物質のこと。
個体・液体には多かれ少なかれ蒸気が同時に存在します。
だから個体または液体の物質を選べば良いです。
問題の最後のただし書きに次のようにあります。
「ここで, ガスとは常温・常圧において気体のものをいい, 蒸気とは常温・常圧において液体又は個体の物質がその蒸気圧に応じて蒸発又は昇華して気体となっているものをいう.」
上記の意味するところは、
・気体(ガス)として存在するものを除く
・個体または液体からの蒸気圧の大きさには関係なく、存在していれば蒸気として考える
こう読み替えれば分かりやすいと思います。
参考までに氷(個体)でも水(液体)と同じく蒸気圧があるということを示した蒸気圧曲線の画像とサイトを下に示します。
![](https://fumidashitemiyo.com/wp-content/uploads/2022/01/water.gif)
![](https://fumidashitemiyo.com/wp-content/uploads/2022/01/ice.gif)
Vapor Pressure of Ice and Water (Takagi Ikuji) (kyoto-u.ac.jp)より引用
ここからも氷(個体)の状態でも少ないながらも蒸気として存在することが分かると思います。
以上、参考になれば幸いです。